衛星に生命はいるのか

太陽系では惑星よりも生命の存在する可能性が期待される「衛星」。太陽系の惑星は8つ、そのうち6つが衛星を持つ。衛星とは、惑星の周囲を軌道運動する天体。大きさについては定義がないため、土星のリングを構成しているものも、ある意味で衛星と言える。多くの衛星は、惑星が形成された後に残された塵とガスから形成されたが、中には惑星の重力が小惑星や彗星、時には準惑星をとらえたものもある。また月のように、原始惑星の巨大衝突によって誕生したと言われる衛星もある。NASAなどによる探査機の観測によって、それぞれの衛星の個性も明らかになってきた。衛星の個性を形作っているのは、重力だ。火山をもつもの、氷を噴き上げるもの、海のある衛星もある。一部の衛星の内部では、中心の惑星や周囲の衛星の重力を受けて潮汐摩擦による熱が生み出されている。熱、水、有機化合物が揃っている衛星も見つかっている。いつか地球外生命が見つかるとすれば、その場所は、惑星ではなく、衛星かもしれない。

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