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毒を持つフグ食べる日本、世界から注目集まる

フグを調理して食べる文化は世界にあまり例をみない。理由としては猛毒「テトロドトキシン」を持っており、適切な調理法でないと中毒症を起こして死に至らしめる危険性があるからだ。

日本ではスーパーでフグの肝臓を販売してしまいニュースになるほどだが、このニュースは日本国外でも広く反響を呼んでいる。

イギリスメディアのThe Sunは「殺人的フグアラート!」とセンセーショナルなタイトルで紹介し、同じくイギリスのBBCにはフグの写真とともに「フグ―ロシアンルーレット的な食べ物?」と記されている。どちらも「そもそもなぜそんな危険なモノを食べるのか?」というニュアンスが濃厚で、イギリス人の食に対する保守的な態度がうかがえる。ちなみに(現時点では)イギリスを含むヨーロッパ連合では、フグの全種類のあらゆる食用の売買を禁じている。

同じEU所属国でも、フランスの反応はすこし違うようだ。Mashableの記事はヒレ酒などの贅沢なフグの味わい方を紹介しながらも、販売する前に有毒な部分を取り除かなければいけない義務を怠ったスーパーの責任を問う内容となっている。

同じくEU所属国であるポーランド版のNewsweekでは、「フグは日本で最も高価な食材の一つ」として刺身、揚げ物、てっさと様々な調理法を紹介したうえで、調理するには3年間訓練して難関国家試験を突破する必要があることに言及しており、食文化への興味が表れている。

ところ変わって中国や台湾でも瞬く間にニュースが知れ渡ったようだが、イギリスほどの驚きはなく、むしろ発覚後の行政側の対応などに焦点が当てられた内容の報道が目立った。中国では平成28年4月、26年ぶりにフグの調理が解禁されたばかりで、リスクマネジメントの観点から関心が高かったのかもしれない。

アメリカとカナダではフグ食は禁止こそされていないが、一般的馴染みの薄い珍味という位置づけだ。アメリカのNPRは淡々と事件の背景を説明したうえでフグ毒の詳細に触れ、テトロドトキシンを含んだ部位を誤って食すとしびれや麻痺症状が現れて、重症の場合には呼吸困難で死亡することがあると報道している。今のところテトロドトキシンに効く特効薬は発見されていないとも書かれており、アメリカで同じような問題が起こらないようにとの願いが込められているように感じられる。

Japanese city on alert for deadly fugu blowfish (BBC)

KILLER BLOWFISH ALERT Hunt for deadly fugu fish that accidentally went on sale in Japanese supermarket (The Sun)
Une ville japonaise est en alerte suite à la vente de fugu, poisson mortel vendu non prepare (Mashable France)
Śmiertelnie trująca ryba trafiła przypadkiem do japońskich supermarketów (Newsweek Poland)
Fugu Freakout: Don’t Eat The Blowfish, Japanese Officials Warn

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