万引き、足フェチ…異常欲求を持つ犯罪者たちが語った本心

ニュース映像などで、犯罪に手を染めてしまった者の犯行動機を聞いて、にわかに納得できなかった経験はないだろうか?
ここでは、抑えきれない“異常なまでの欲求”によって人生を破滅させることになった3名の人物と、彼らが語った知られざる本心を紹介しよう。

1人目は、2014年5月12日逮捕されたキャサリン・ドルアンという女性。罪状は食品の窃盗だ。キャサリンは15年間ものあいだ摂食障害を患っており、ほぼ毎日のように食品を万引きしていた。「食べたってどうせ後で吐き出すんだから、お金を使いたくない」というのが彼女の言い分だが、依存症の専門家いわく「彼女は食事をする際、コカインを吸った時のように高揚しています。脂質が脳内でドーパミンを、糖質も快感をもたらす物質を分泌させるんです」とのこと。

当然ながら、被害を被った近隣のスーパーはキャサリンを出入り禁止に。そんな彼女を見かねた家族の協力のもと、過食、嘔吐、窃盗の悪循環を断ち切ろうと何度も治療を試みたが、どれも効果はなかった。キャサリンは摂食障害だけでなく、いくつもの疾患を合わせて発症しているため、治療も一筋縄ではいかないのだ。

これまでにニューハンプシャー州でキャサリンが逮捕された回数は50回以上。現在、身長150センチの彼女の体重は27キロまで減少し、依存症から立ち直る方法を今も探し続けているという。

2人目は、2014年6月6日に逮捕されたジョーイ・リパート。いきすぎた“足フェチ”による異常行動が逮捕の理由だ。女性の足に魅了されたジョーイは、見知らぬ女性に「足にキスさせて欲しい」と声をかける。足を褒められ軽いキスを了承した女性の数は意外にも多いようだが、キスによって興奮し、さらなる衝動に駆られた彼が足の指をしゃぶりだすものだから、さすがに女性たちも激しい嫌悪感を示し……というのが常だ。「これまでにアプローチした女性は1000人か、2000人。いや、5000人くらいか」と話すジョーイに反省の色は見られない。「誰も傷つける気はない。断られれば他を当たるだけ」と持論を展開する彼は、しばしば女性に足の写真撮影を頼むこともあり、コレクションを分厚いアルバムにまとめている。

巧みに同意させられたという理由で違法にならなかったケースもあるが、ジョーイが足フェチの性犯罪者という事実は大きく報道され、これまでに20回以上逮捕されている。「足フェチ」「ジョージア州」でネット検索すると、彼の名前が真っ先にヒットするほど知れ渡っているそうだ。

最後は“公共の場での自慰行為”が止められず、2011年10月28日に逮捕されたリチャード・ウォーカー。思春期真っ盛りの12歳で自慰を覚えたリチャードは、近所の女性の自宅を覗いた罪で捕まった。ショックを受けた母親により精神科医の診断を受けるものの治療は難しく、20代になる頃にはその行動はさらにエスカレート。女性客の多い店へ出向き、女性店員や女性客に目をつけると、気づかれないように自慰を繰り返すようになっていく。当然たびたび逮捕されたが、それでも彼の衝動は収まらなかった。すでに窃視症と露出症を持っていたリチャードに「服装倒錯症」、つまり女性ものの下着を着けることで興奮を覚えるという性癖が加わってしまったのだ。

下着目当てに他人の家に侵入したり、近所に住む少女の部屋に忍び込んで自慰をしたりと、その後も彼の異常行為はとどまることがなかった。そんなある日、彼は保育所に不法侵入。服を脱ぎ女性ものの下着を身につけ、室内を思うまま動き回ったという。やがて防犯ブザーが鳴り響き、あっという間にリチャードは警察に身柄を拘束されてしまう。彼は再び収監され、現在も残りの刑期を務めている。

3つの事例が示す、異常な欲求が引き起こした犯罪。彼らの中に渦巻く抑えようのない感情やフェティシズムが引き起こした悲しい事件だ。医療研究の発展によって様々な治療法が確立されつつある近年においても、彼らの衝動を止める術はないのかと、憂慮せざるをえない。

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