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サウナだったかもしれない木造遺跡、英国で発掘

ギリスで4000年前の巨大な木造のモニュメントの痕跡が発掘された。もしかしたらこれは火葬場だったか、それともサウナだったのかもしれないと考古学者は語る。

イギリスのヨークシャー地方、リトル・キャットウィックという場所で発掘されたこの遺跡は、木の杭により円を描くように区切られている。イギリスで円上に配置された昔の構造物と言えばストーンヘンジが有名だが、このように円を描くように区切られたモニュメントを「henge」(ヘンジ)と呼ぶので、今回のモニュメントも「木造ヘンジ」と呼ばれている。

石器時代後期から青銅器時代の間に作られたとされる今回の木造ヘンジ、その中央には焼かれた石が配されており、何らかの儀式が行われていたようである。この場所から約1.6km離れたSandsfieldには、円状に溝が掘られた場所に37個の骨壺が発見されており、それは同時期に存在した「墓場」だとされる。このことからは今回の木造ヘンジで死者を火葬し、骨壺に入れ離れた墓地に埋葬したことも考えられる。

しかし、もう一つの説として、これはサウナだったのではないかという説もある。つまり、中央に置かれた焼かれた痕跡のある石は、これを火で暖めることでサウナとして使っていたのではないか、というのだ。一見馬鹿げた話に聞こえるかもしれないが、この発掘を率いた考古学者のJohn Tibblesも「自分でもこのアイデアを無視したいけど…」としながらも、フィンランドでは2000年前からサウナがあるし、他にもサウナとして使われていた可能性の指摘される木造ヘンジが存在する、としてこれがサウナであった可能性は否定できないとしている。

今回のものと同様の木造ヘンジは、実はイギリスの他の地域でも発見されているのだが、ヨークシャーで見つかったのは今回が初めて。最近見つかった同様のものではウィルトシャー地方のMarden Hengeという石器時代の遺跡があるのだが、そこでは木造の小屋がサウナとして使われていた可能性が指摘されている。

Could this 4,000 year ancient monument be Yorkshire’s first sauna?(The Telegraph)
Ancient henge discovered in Yorkshire(The Yorkshire Post)

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