Credit : レスポンス

小型で小回りのきくスマートな電動車椅子「WHILL Model Ci」

写真に写っているのは、まるで『Xメン』シリーズでプロフェッサーXが乗っていそうな未来的な乗り物。これ「WHILL Model Ci」はスマートでモダンな電動車椅子。日本で昨年「Model C」として発売されている製品の米国向けモデルだ。

一般的なハンドル型電動車椅子と比べ、車体が全体的に小ぶりで、幅も狭いことで市街地でも使いやすくなっている。肘掛けは上向きに稼働させることができ、乗り降りの際にも邪魔にならないし、小回りもきく。最小回転半径76cmと、一般のハンドル型電動車椅子(同約145cm)と比較しても小回りがきく秘密となっているのは、「オムニホイール」と呼ばれる前輪。遠目に見るとただの車輪だが、実はこれは24個の小さなタイヤが集まってできており、それぞれが横に回転することでこれを可能にしているのだ

市街地はもちろんのこと、このModel C/Ciはちょっとしたアウトドアでも使えるとWHILLは宣伝している。車体は簡単に分解が可能で、車のトランクに収納して遠出するのもたやすい。5cmほどの小さな段差も乗り越えられるし、芝生や砂の上も走行可能。日本電産と共同開発したモーターをホイール内に二つ備え、10度の上り坂も登ることが可能となっている。家庭用コンセントから充電可能なバッテリーは、充電にかかる時間が5時間。一度の充電で走行可能な距離は約16km。時速約8kmまで(日本モデルは6kmまで)出すことができる。また、下り坂では自動でブレーキがかかるし、左右で傾斜のある道でも斜めにずれ下がらずにまっすぐ走行が可能としている。

面白いのはiPhoneを用いたモバイルアプリとの連携だ。Bluetoothでスマホと接続すれば、残りの走行距離の確認や、「のんびり」、「きびきび」などの走行モードの変更、本体のロックができる他(ロックにはスマホを用いずとも専用のスマート・キーを使うこともできる)、リモート・コントロールで人が乗らずして操作することも可能。車体についたUSBポートからスマートフォンを充電することも可能だ。

これまで外へ出ることを躊躇していた人が、より気軽に外に出やすくなるようなデザインと技術の革新は喜ばしいことである。

電動車椅子 WHILL Model CiがCES 2018ベスト・イノベーション受賞(Response)
Model Ci(Whill)
Model C(Whill)
米国向けモデル WHILL Model Ci:街中編(YouTube)

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