Credit : Facebook

ふたつの顔を持つ子猫のBettie Beeちゃん、永遠の眠りに

以前にもこちらで紹介した南アフリカ生まれの顔面重複奇形の猫、Bettie Beeちゃんが、12月29日に虹の橋を渡ったそうだ。たった16日間の儚い生涯だった。

Bettie Bee(通称BB)ちゃんの生みの親、そして2匹の兄弟もふつうの猫だったのに関わらず、BBちゃんだけがふたつの顔を持つ「ヤヌス猫」だった。まるで頭の中央に鏡が置かれたように左右対称に顔が分かれており、目はみっつ、鼻、口、耳はそれぞれふたつずつあった。顔面重複奇形には唇顎口蓋裂、横隔膜ヘルニア、脊椎骨の融合、内蔵の奇形などを伴うことも多く、生存確率は極めて低いそうだ。

BBちゃんのために作られたフェイスブックページには、彼女のふたつのちいさな顔を写した画像や、おぼつかない足どりでよちよち歩く愛らしい動画が公開され、短期間で一気に5万人以上のフォロワーが集まった。生後11日目の12月23日時点では体重も健全な増加をみせていたBBちゃん。その3日後にはふたつの正常な目も開き、順調に育っていたかのようだったが…。

フェイスブックページによれば、BBちゃんはその後肺炎にかかってしまい、嘔吐した拍子にミルクが肺に入って衰弱してしまったそうだ。フェイスブック管理人には世界中からお悔やみのメッセージが届いており、「あまりに可愛いのでついついこのページに寄ってしまう」と語るBBちゃんファンから、「BBちゃんのことを愛してくれてありがとう」とお礼の言葉も。

BBちゃんを失ったショックから、管理人は当初フェイスブックページを数日内に閉鎖すると公言していたが、記事執筆時点では公開され続けている。短命であれBBちゃんがこの世に生きた証が、いずれ奇形を持つすべての生き物の象徴となってくれればとのメッセージも残している。

BBちゃんは儚く天使になってしまったが、同じ「ヤヌス猫」として生を授かったイギリスのFrankとLouieは15歳まで生きてギネス世界記録に載っている。

Bettie Bee (Facebook)
Diprosopus with associated malformations: Report of two cases (American Journal of Medical Genetics)

RELATED POST