Credit : Proceedings of the Royal Society B.

サメとヒトの共通祖先の化石、4億年前のミッシングリンクを明らかに

シカゴ大学の研究チームが、ドイツで2001年に見つかった3億8500万年前のサメの先祖の化石を調べたところ、サメの先祖だけでなくサメと人類の共通先祖についてまで発見があったようだ。

この化石「Gladbachus adentatus」はデボン紀中期のジベ期のもの。多くのサメの化石は歯と鱗くらいしか残らない中で、この化石は関節部分がまるごと樹脂の中に閉じ込められていた。そのため、CTスキャンによりエラや顎、軟骨の様子までもが確認できたのだという。

分析により、このGladbachus adentatusはシルル紀に登場した原始的な魚である棘魚類と、骨格が軟骨で構成された軟骨魚綱(現在のサメやエイなどがこれにあたる)とのミッシングリンクだということがわかった。また分析結果は同時に、顎口上綱が登場した時期を約4億4000万年前のシルル紀初期とする説を裏付けるものであり、これは人とサメの共通先祖となる生物が存在したのもその頃であろうということだ。

なお、人間の先祖の話で言えば昨年には白亜紀初期の哺乳類の化石化した歯が発見されたのも記憶に新しいところである。

Humans and sharks last shared a common ancestor 440 million years ago(ZME Science)
An early chondrichthyan and the evolutionary assembly of a shark body plan(The Royal Society)

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