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犬や猫が草を食べる理由、実は…?

ちゃんと餌をやっていても犬や猫が草を食べることがある。草を食べる理由としてよく言われるのは、自ら嘔吐するためだというっものだが、カリフォルニア大学デービス校の調査によればどうやらそうではないようだ。

同校の調査は、25人の犬を飼う学生を対象に行った。全員の犬が草を食べると回答したものの、草を食べる前に体調の変化は見られず、草を食べた後に吐いた犬は8%だった。後に同じ研究者達は、47匹の犬の飼い主を対象に改めて調べた。犬が植物(その大半が草)を食べたところを飼い主が目撃した例が79%あり、その内、食べる前に体調が悪かったのが4匹、食後吐いた犬は6匹だった。後日行った3000人を対象にしたオンライン調査では、有効回答1571のうち68%が犬が植物(多くは草)を毎日もしくは毎週食べているのを目撃。その内、食前に体長が悪そうにしていたのは8%、食後吐いたのは22%だとの調査結果が得られた。

また、猫の場合は犬よりも草を食べる事は希なものの、やはり犬の調査と同様に、食べる前に体調が悪そうにすることもなければ食後に決まって吐くわけでもないとのこと。どうやら犬も猫も、消化が悪いから草を食べて吐く、というのが草を食べる理由では無いようだ。それでも草を食べる理由について、この調査では仮説として生物学的な要因ではないかとしており、例としてチンパンジーが寄生虫を糞と一緒に排出するために様々な植物の葉を食べることを挙げ、犬猫が飼い慣らされていない時代に先祖が寄生虫を出すために植物を食べていた名残なのかもしれないとしている。

もしかしたらただ単純に、植物の味が好きとか、犬猫にとって「口寂しい」から食べる飴とかガムとか、はたまた歯に詰まった食べかすを取る楊枝みたいな存在だったりするなのかもしれないが、その謎は包まれたままだ。

Why Do Dogs (and Cats) Eat Grass?(Howstuffworks)
Why do dogs and cats eat grass?(ResearchGate)

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