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1950年に始まったF1、その過去と未来

術とテクニックによりスピードを競い合う、モータースポーツの頂点とも言えるF1。その歴史は1950年に始まった。

始まった当初のF1では、空気力学は軽視され、もっぱらエンジンによるスピードの追求が重要視されていた。60年代には安全性にも気が配られた。70年代には空気力学にも力が入れられた。こうして長い年月をかけて、その名称である「フォーミュラ」(規格)は変わっていくと共に、マシンの形状も変わったし、その表面にはスポンサー広告がつくようになっていった。それでもやはり変わらないのは、技術とテクニックにより互いに競うという根本の部分だろう。

歴史を振り返れば、人は競うことを好むように見える。特に早さを。世界各国の神話でも足の速さを競う話が出てくる。そして人の手によるエンジニアリングと、ドライバーの腕、この二つを競うようになったのは戦車(ティガーなどが走るではなく馬が引くやつ)からだろうか。現代のオリンピックの元となった古代ギリシャの古代オリンピックでも、そんな戦車による競争が行われていた。

太古の昔から技術とテクニックにより早さを競い合ってきた人間だが、時代は流れ、最近では自動運転AIによるモータースポーツ、「Roborace」なども出てきた。自動運転技術の発達により完全自動運転車によるレースが出てくる日も近いかもしれない。RoboraceのCEOルーカス・ディ・グラッシは「完全に自動化された電動車はモータースポーツの精神に合わない」と語ったが、「モータースポーツの精神」を人の造り上げた技術と人の持つテクニックだと定義すれば、マシンだけで順位が決定するようなレースにはその精神は無いと言えるのだろう。

67年のF1の歴史、その先に待つ未来のF1はモータースポーツの精神にどんな衣を纏い、サーキットを舞ってくれるのだろうか。

65 years of F1®(Formula1.com)

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