スタッズ付き装甲で肉食恐竜の攻撃をガード!小さな草食恐竜のパンクな進化

南米・アルゼンチンのサルタ地方で化石が発見されたサルタサウルスは、長い首と細長い尾を持ち四足歩行していた白亜紀後期の草食恐竜だ。その長い首を生かして高いところにある植物を主食としており、ときには後ろ足だけで立ち上がってエサを食べることもあったという。

サルタサウルスの属するティタノサウルス科には40メートルを超える巨大な身体を持つ仲間も多いが、サルタサウルスは体長12メートル前後とかなり小柄。ティタノサウルス類はとにかく巨大化することで肉食恐竜から身を守っていたが、サルタサウルスは一味違ったアプローチで自衛していたようだ。

サルタサウルスの背中には皮膚が変化してできた皮骨板(骨質の装甲)があり、さらにゴツゴツとした豆のような骨質で覆われていた。つまり“スタッズ”付きの頑丈な装甲を盾にして肉食恐竜の攻撃を防いできたわけだが、彼らは武装した竜脚類として最初に名前がつけられた恐竜でもある。

ただ、小柄であるにも関わらず多くの個体が生き延びてこられたということは、そもそも同時期のアルゼンチンには強力な肉食恐竜が多く生息していなかったのでは?という説を唱える研究者もおり、案外と平和な環境下でのびのび暮らしていた可能性もある。

ともあれ、比較的最近(1980年)発見された恐竜なので、今後の研究によっては驚くような生態が明らかになるかもしれない。

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