Credit : Arecibo Observatory/NASA/NSF

プエルトリコの天文台が復旧!地球に接近する小惑星の姿を捕える

2017年9月にプエルトリコを襲い、甚大な被害を与えたハリケーン「マリア」。多くの家屋を破壊し、人的被害はもちろん、経済的にも大きなダメージを残していった。その被害にあった施設の一つが、プエルトリコ・アレシボにある巨大天文台「アレシボ天文台」。数ヶ月の休止を余儀亡くされたものの、ついに稼働を再開させた。

そんなアレシボ天文台が、12月にファエトンの姿を撮影した。ファエトンは1983年に発見された小惑星で定期的に地球に接近する。公開された画像では、いびつな球状の形を確認できる。また、大きく暗くなっている部分はクレーターのような凹みであると見られている。

今回の観測により、ファエトンの大きさが直径およそ6kmと判明。これは今まで予想されていたものからおよそ1km大きいことになる。ファエトンは地球の近くにある小惑星の中では2番目に大きく、その大きさと地球に接近することから、衝突の危険性がある「潜在的に危険な小惑星(PHA)」に分類されている。

NASAは地球に危険が及ぶ可能性のあるこれらの小惑星を監視・研究しており、そのためにもアレシボ天文台は重要な施設だと位置付けている。

その大きさから、地球に衝突したら甚大な被害は免れないファエトン。どのような対策が取れるかはまだわからないが、その詳細を調べることは、人類の存続のため重要となってくるだろう。アレシボ天文台の今後の活躍にも期待したい。 

Arecibo Radar Returns with Asteroid Phaethon Images (NASA)

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