どっちがどっちか分からなくなる? アザラシとアシカの違いは「前後の脚」で一目瞭然

「アザラシ」を英語で何と言うかご存じだろうか? 一般的には「Seal」という言葉が使われているが、これはアシカやアザラシといった鰭脚類(ききゃくるい)の総称だ。

Sealは「ヒレのような脚を持つ海生哺乳類」全般を指し、鰭脚類はアシカ科、アザラシ科、セイウチ科に分けられる。実際よく似た姿をしているが、ここで簡単に鰭脚類を見分けられるコツを紹介しておこう。

まず、一番簡単に判別できるのはセイウチだ。アシカやアザラシと比べてサイズが格段に大きく、立派なヒゲと長く特徴的なキバを持っているので、ひと目で見分けられるだろう。ちなみに漢字では「海象」、英語では「Walrus」と表記する。

問題は、アシカ(海驢/Sea lion)とアザラシ(海豹/earless seal)だ。実際よく似ているのだが、前脚が発達しているのがアシカで、逆に後脚が発達しているのがアザラシだと覚えると見分けやすい。前脚を左右同時に動かして泳ぎ、陸に上がったときに前脚を支えにして上体を起こせるのがアシカ、尾ひれのような後脚を使ってすいすい泳ぐが、陸に上がったときに全身を使ってドタドタと這うようにして移動するのがアザラシである。

他には、アシカには小さな耳たぶがあるが、アザラシは英名どおり耳の穴が空いているだけ、という違いもある。動いている姿が見られないときは、その耳に注目してみると分かりやすいかもしれない。