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患者自身が実験の被験者!? 難病治療の最先端現場にカメラが初潜入

日々の生活の中で体調を崩してしまったとき、多くの人は近所の病院や診療所へ行き、そこで治療を受けたり薬を処方してもらったりするだろう。もちろん風邪などの軽い病気であれば薬を飲んで安静にしていれば1週間ほどで治ってしまうが、ときには命にかかわる病気や深刻な症状が見つかることもある。では、その治療法や特効薬がどこで、どのように開発されているのか? と疑問に思ったことはないだろうか。

アメリカ・メリーランド州には、ガンの薬物療法やリチウムを使ったうつ病治療、抗HIV薬・AZTの発見など、数々の実績を持つ施設<アメリカ国立衛生研究所(NIH)>がある。ここでは毎日、現代医療では治療できない病気の新たな治療法が研究されているのだが、実際に難病を患う患者を被験者とした臨床試験を行っているという。そんな<NIH>で行われている治療や研究の様子を世界で初めてカメラにおさめた医療ドキュメンタリー番組が「先進医療の現場Building 10」だ。

今回、取材に応じた患者の1人である26歳の男性・ボーは、標準療法が効かない難治性の白血病を抱えており、ラストチャンスに賭けて臨床試験に参加を希望した。ボーは過去6年間にわたり薬物療法と骨髄移植を受けてきたが、健闘むなしく3度目の再発。悪性が高いうえに進行も速いため、一刻も早く治療しなければ数ヶ月のうちに命を落としてしまうと診断された。

当たり前の話だが、どんな病気にも“初めての治療”を受けた人が存在する。<NIH>で臨床試験を行うためには何年にもわたる綿密な研究と実験を経て、いくつもの審査を通過しなければ実験の許可が下りないようになっており、患者もリスクを承知で実験に参加している。ここで行われているのは、劇的に回復する可能性もあるがその逆も起こり得る、まさに言葉通り“命がけ”のやり取りだ。

そんな臨床試験参加にボーが同意してから10日後、試験を目前に病状が急変してしまう。発熱とひどい痛みを訴えており、このままでは参加が危ぶまれる事態に……。リスク承知の臨床試験は無事行われるのか? ボーのその後をしっかりと見届けたい。

「先進医療の現場Building 10」はディスカバリーチャンネルにてご視聴頂けます。ディスカバリーチャンネルを未視聴の方は、こちらからご確認ください。

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