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ヒトラーが乗っていたメルセデス・ベンツ、競売に

「スーパー・メルセデス」の異名を持つ「Mercedes-Benz 770K」、その中でもシャーシ番号189744はある独裁者が乗っていたことで知られる。

この車は、第二次世界大戦中にアドルフ・ヒトラーと彼のお抱え運転手でもあった親衛隊将校エーリヒ・ケンプカの指令により作られたのだ。そんな歴史に名を刻む車が、来年競売にかけられる。

1939年に製造されたこの車、7.7リットル頭上弁式直列8気筒エンジン、155馬力だが、770Kの「K」こと「Kompressor」(圧縮機)すなわちスーパーチャージャーを使えば230馬力という当時のライバル車を寄せ付けないパワフルな車だった。屋根はソフトトップで解放でき、フロントガラスや窓ガラスは30mmの防弾ラミネート、車体は下部も含めアーマープレーティングで保護され、後部のアーマーパネルは保護する範囲を変更することも可能。

同時期に作られたW150シャーシフレーム8台のうちの1台である189744、1940年7月6日、フランスに勝利した事を祝う勝利のパレードがベルリンで行われた際にヒトラーを乗せたのもこの189744だ(写真がそれだ)。その後米軍に押収されたベルギーのアントワープを経由して、アメリカへと渡った。詳しい歴史に興味のある方は、Worldwide Auctioneersのこの車のページを参照するとよいだろう。

そんな歴史の重要な一ページに名を刻むこの車は、来年1月17日に行われるScottsdale Auctionにて競売にかけられる予定だ。

1939 Mercedes-Benz 770K Grosser Offener Tourenwagen(Worldwide Auctioneers)

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