Credit : ESA

珍しい?マーズ・エクスプレスが火星を上下逆に撮影

欧州宇宙機関ESAのマーズ・エクスプレスが捉えた、一風変わった火星の写真が公開された。

宇宙には上下が決まっているわけではないが、大抵の場合惑星の写真は北極が上を向いた状態で写っている。しかしこの写真(トップ写真はその一部、全体像はESAのウェブサイトで確認して戴きたい)では画面下部に北極があり、画面上部に見えるのは赤道部分だ。つまり北極の上から赤道にかけて見上げたような形となっているのだ。

写真を捉えたマーズ・エクスプレスは、火星の北極側から南へと移動する最中に、カメラのハイレゾ・ステレオカメラのカリブレーションを行っているところだった。そのため水氷の見える北極がまず捉えられ、赤道のある地平線までパンした写真となったのだ。撮影日は6月19日だが、火星では時期「春の初め」だったので、冬に北極に見えるドライアイスは蒸発して一酸化炭素となっている。写真にはタルシス地域の火山アルバ・パテラや、もっと上の方にはアスクレウス山もみえる。

火星の地図をお持ちの方は上下逆にして写真に写る光景と見比べて、どれがどの山か、など照らし合わせても面白いだろう。答え合わせがしたい方や、火星の地図なんて持っていないという方は、ESAウェブサイトに赴けば今回の写真が火星のどの部分を写しているのかわかりやすく記した画像やトポグラフィー画像が公開されている。

Mars Upside Down (ESA)

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