Credit : Stratolaunch Systems Corp.

世界最大級の双頭母機、走行テストを完了

Stratolaunch社をご存じだろうか。この会社は宇宙へのアクセスを今より容易にすることを目的として、ロケットを空中から発射させる仕組みを作っている最中だ。

その仕組みは、従来のようにロケットに強大な燃料タンクをひっつけて地上から打ち上げる代わりに、宇宙行きのロケットを巨大な「母機」飛行機で途中まで運び上げるというもの。90年代から使用されているOrbital Sciences Corporation社のStargazerなどと同じ仕組みとなる。しかしStratolaunch社の母機はStargazerとは形状もペイロードも大きく異なり、二つの大きな飛行機が手を繋いだような形状だ。その翼の大きさは航空機として世界最大級となっている。Pratt & Whitney社のターボファンエンジンを6機搭載し、ペイロードは約25万kgとStargazerの10倍にもなる。

そんなStratolaunch社の母機の「Low-Speed Taxi Test」(「低速地上走行テスト」、「taxi」は航空機の地上走行のことを指す)がアメリカのモハーヴェ空港&宇宙港で行われた。25ノット、約時速46kmの低速走行で、動画の通り派手さは全然ないテスト風景だが、ステアリングとブレーキ、アンチスキッド、テレメトリー(遠隔距離測定)などの要素がテストされた。

エンジンテストは今年9月に行われ、次のテストは更に速度を増した地上走行テストが予定されている。この双頭の鳥が、宇宙ロケットを翼の間に抱いて飛ぶ姿の見られる日が今から楽しみだ。

Stratolaunch’s Monster Jet Completes First Test-Drive Down Runway(Live Science)

Stratolaunch Completes First Low-Speed Taxi Test(Stratolaunch)

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