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電化製品のゴミがこの数年で急増、その原因は?

スマートフォンやパソコン、テレビに電子レンジ、そして冷蔵庫など…我々の生活は数多くの電化製品に囲まれている。これらの発明によって人々の生活は豊かになった。しかし、電化製品はいつか壊れるもので、特にスマートフォンやパソコンとなると、数年おきに買い換えられるのも珍しくない。

捨てられたそれらの電化製品はどうなるのか考えたことはあるだろうか。当然リサイクルされ、新しい製品に生まれ変わると思っている人が多いかもしれない。しかし実際は電化製品に含まれるプラスチックや金属が環境破壊の大きな原因になっていると、海外メディアのFuturismは伝えている。

これらのゴミは電気電子機器廃棄物(E-waste)と呼ばれており、国連大学がまとめた資料によると、その数は2014年から2016年にかけて急増しているという。2014年に発生したE-wasteの量は4,140万トン。これに対し、2016年にはこれを8%上回る4,470万トンのE-wasteが発生している。2021年にはさらに17%増の5,220万トンのE-wasteが発生すると予想されているのだ。

2016年に発生した4,4470万トンという数字は、「ギザのピラミッド9つ分」「エッフェル塔4,500本分」、または「40トントラック123万台分」というのだからその膨大さがわかるだろう。

近年特に増えているゴミが、掃除機やカメラといった「小物電化製品」、洗濯機や乾燥機といった「大型電化製品」、そして冷蔵庫やエアコンといった「温度変化電化製品」だ。これら3種類で現在E-waste全体の75%を占めている。これに対し、電話機やテレビ、パソコンモニターのゴミの増加量は比較的ゆっくりだ。

国別ではノルウェーが最も多く、一人当たり28.5kg。次にイギリスで、一人当たり24.9kg。3位がデンマークで、一人当たり24.8kgものゴミを毎年出していることになる。やはりヨーロッパ、オセアニア、北アメリカなど先進諸国が多く、日本でも一人当たり16.9kgのE-wasteを出している。

国連大学のレポートでは、E-waste問題を解決するためには各国が取り組んでいるリサイクルやゴミの分別といった規制をしっかりと遵守することが大切だとしている。また、この問題に取り組むことは環境保護だけでなく、新たな雇用の創出やE-wasteの中に眠る647億ドル分にもなる資源の活用にも繋がるとしている。

Global E-Waste Increased by Eight Percent since 2014 (Futurism)

The Global E-waste Monitor 2017 (United Nations University)    

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