Credit : NASA/Wendy Stenzel

NASAとGoogle、AIで既存データから新たな惑星を発見

地球から2545光年離れた恒星ケプラー90を中心とするケプラー90系に、8つ目の惑星「Kepler-90i」が見つかった。これによりケプラー90系は太陽系と並び8個の惑星があることとなる。面白いのはこの8つ目の惑星の発見方法だ。

NASAは、Googleの研究チームGoogle AIと共同でニューラルネットワークを利用してこの惑星を発見したのだ。ケプラー宇宙望遠鏡は4年間で集めた惑星シグナルの可能性を持つデータセットは3万5000にもなる。そのうち今回の発見に繋がったデータは「transit signal」というシグナルだ。これは、惑星が横切ることによって変化した恒星からの光を捉えたシグナルだ。恒星の大きさに比較して惑星が小さければ小さいほどにシグナルは弱くなり、見つけ出しにくくなる。

従来は自動化されたテストや人の目によりこのようなデータは確認されてきたが、今回の発見に繋がったような微弱なシグナルは見つけにくかった。そこでニューラルネットワークの出番となる。まず、すでに確認済みのケプラーの1万5000のシグナルデータを用いニューラルネットワークに学習させた。テストでは96%の確率で惑星のシグナルとそうでないものを見分けることができた。

今回の惑星を発見したニューラルネットワークは、今後ケプラー宇宙望遠鏡の集めた15万に登る全データセットを処理する予定となっている。今後はAI技術によって、これまで見過ごされていたようなデータから未知の星々が見つかっていくのかもしれない。

Artificial Intelligence, NASA Data Used to Discover Eighth Planet Circling Distant Star(NASA)

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