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2万年前の人々の遺留品がボルネオ島から発掘される

マレーシア、インドネシア、ブルネイの領土となっているボルネオ島は、人類の歴史に非常に重要な意味を持つ場所だ。

ボルネオ島の一部であるマレーシアのサラワク州には、40近い言語あるいは文化の違う現住集団が住んでいる。この地域は現生人類の初期の段階でアフリカから渡ってきた人々が、少なくとも4万6000年前には居たという。ボルネオ島に居た最初の人々はそこから島を巡り渡り、東南アジアやニューギニア、オーストラリアに移住していったそうだ。

そんなボルネオ島サラワク州のNiah Cavesで、古人類学者で考古学者であるDarren Curnoeらのチームが3週間かけて発掘調査を行った。Niah Cavesの中心となる洞窟は21の洞窟が繋がったものであり、洞窟の入り口となっているのは6カ所存在。一番大きな洞窟は内部の高さが60mになる部分もあるという。このNiah Cavesは古くは1800年代後半から調査されているところで、1958年の調査では3万5000年前の者とされる頭蓋骨と足の骨の一部が発見されている。

今回の発掘調査では、そのなかでもTraders Caveと呼ばれる高さ15m、長さ190m、幅30mの洞窟内で、二カ所の発掘が行われた。それぞれ1mと1.8mの発掘で見つかったのは、2万年以上前のものと思われる人骨や、鹿や野生の牛の者と思われる大きな哺乳類の骨、貝殻、石器や火をおこした形跡と思しき焦げた石も見つかった。今後研究者達は今回見つかった骨や堆積物などの正確な年代を測定する予定だ。また、今回旧石器時代の層を掘り進めていった研究チームだが、来年にはまた同じ場所で更なる発掘を行うという。

We found evidence of early humans in the jungles of Borneo(The Conversation)

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