Credit : ALMA Observatory

南米のアルマ望遠鏡、2030年には次世代型…受信能力向上へ

アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計(Atacama Large Millimeter/submillimeter
Array)、通称アルマ望遠鏡は、南米チリにある巨大な電波望遠鏡だ。66台のアンテナで構成されており、個別の観測はもちろん、それら全体をひとつの巨大な電波望遠鏡としても使用することができる。日本、台湾、米国、カナダ、そしてヨーロッパによる国際共同プロジェクトで、2013年から本格稼働を始めている。

共同通信が伝えたところによると、そんなアルマ望遠鏡の観測性能を数倍に高める計画が進んでいるという。これは国立天文台のチームが明らかにしたもので、より遠くの天体を見ることができるようアンテナ群を巨大化、電波の受信能力を高める。2020年ごろから段階的に性能を高め、2030年には「次世代型」への生まれ変わりを目指しているということだ。

アルマ望遠鏡を使った研究は世界各地の天文学者が行っており、毎月多くの新発見が報告されている。今回発表された計画により、将来的には恒星の周りのちりが集まって惑星が誕生する様子や、ブラックホールの活動を詳しく捉えることが可能になると期待されている。また、国立天文台の井口聖教授は「宇宙がどのようにして現在の姿になったかを解明したい」と語っているということで、その実現も時間の問題と言えそうだ。

米国では有人月面探査再開が発表され、宇宙開発が一気に加速する今、アルマ望遠鏡の役割もより大きなものとなりそうだ。

巨大望遠鏡アルマ、能力数倍に(共同通信)

アルマ望遠鏡 国立天文台

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