Credit : Wisdom Panel

愛犬の血統がわかる遺伝子検査キット「Wisdom Panel」

国際畜犬連盟(Fédération Cynologique Internationale)によれば、世界中で飼われている犬の種類は300種以上にのぼるそうだ。血統書付きでもないかぎり、「雑種」とひとくくりにされている大多数のワンコたちにはそれぞれ多種多様なご先祖様がいて性格や特徴を受け継いできているのだが、なかなか外見だけでは判別しにくい。どんな犬種が混ざっているのかを遺伝子レベルで特定できたなら、場合によっては病気などの予防対策に役立つかもしれない。

そんな気になる愛犬の血統を、最近では遺伝子検査キットを使って気軽に調べられるらしい。

そのひとつ、「Wisdom Panel」はアメリカで特許された世界初の犬用遺伝子検査キットだ。「Wisdom Panel バージョン2.0」は日本でもアマゾンを通じて入手できる (お値段は16381円、12月14日現在)が、さらに改良された「バージョン4.0」は販売元のWisdom Health社の専用ウェブサイトからのみ購入できるらしい。どちらも英語の説明書しかないが、使い方は簡単なようだ。

まず、同胞された綿棒で愛犬のお口の内側をこすって細胞を採取し(これは犬にとっては痛くないらしい)、唾液を乾かしてから袋に入れ、あらかじめ用意されている封筒にて検査施設へ郵送する。すると3週間後には愛犬に関する詳細なレポートが届くという仕組みだそうだが、一体どんな結果が含まれているのだろうか。Wisdom Health社は1万5千件以上の犬のDNA データを元に、250種類の犬種の特徴をDNAから割り出せるデータベースを構築したそうだ。愛犬の遺伝子はこのデータベースに照会され、どの度合いでどの犬種が混ざり合っているのか分析される。家系図のような系統樹も作成してくれるので、ご先祖様との関係が可視化されてわかりやすいようだ。

さらに、MDR1遺伝子変異検査も含まれているそうなので、愛犬がイベルメクチン系の薬剤に対して強い副作用を起こさないかを事前に知ることができる。その他にも、愛犬に適切な体重、ご先祖様の犬種にまつわる特徴、行動パターン、性格などを知ることができるそうだ。

たとえどんな犬種が混ざっていようとも、愛犬が唯一無二のかけがえない存在であることは変わらない。遺伝子データによって意外なルーツが明らかになったとしたら、それは愛犬がさらにスペシャルな存在である証拠だ。

愛猫家には猫用の遺伝子検査キットも販売しているようだが、こちらは主にブリーダー向けのようだ。

FCI Breeds Nomenclature (Fédération Cynologique Internationale)

Wisdom Panel

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