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遺族の勘と必死の呼びかけが真犯人逮捕のカギ!?「ミスコン優勝美少女 密室殺人事件」終結

1982年1月、アメリカ・ネバダ州で当時18歳の少女が密室で殺害されているのが発見された。遺体は後ろ手に縛られており、性的暴行を受けた跡もあったという。

  

被害に遭った少女の名前はシーラ・ジョー・ハリス。プロのダンサーを夢見る社交的な美女で、誰にでも友好的に接するため常に異性からアプローチを受けていたらしい。しかも、若干17歳の若さでダグラス郡のミスコン“ミス・ダグラス”に輝くなど、その美しさは折り紙付きだったようだ。

  

高校を卒業してからは隣町・カーソンシティのミスコンで優勝を目指すべく引っ越し、食料品店で働きつつコミュニティカレッジに通い始めたシーラ。しかし、その矢先に輝かしい未来を奪われることになってしまう。

 

カーソンシティに越して数ヶ月経ったある日、シーラが無断欠勤をしていると勤め先の食料品店から連絡を受け、彼女の部屋へ向かった家族。合鍵を使ってドアを開けた母親の目に飛び込んできたのは、痛々しい姿でベッドにうつ伏せに横たわるシーラの遺体だった。必死で抵抗したのか、部屋中には物が散乱していたという。

  

この密室殺人は犯人が押し入った形跡がないことから、シーラが自ら犯人を招き入れたか、合鍵を使って侵入したかの2択に可能性が絞られた。当時シーラは多くの男性とデートをするなど奔放な男性関係を持っており、恋人のスコットや元カレのスティーブをはじめとするデート相手たちや、アパートの住人など250人が警察の調査対象にリストアップされた。

  

しかし、元カレが腹いせで殺害した線や、恋人との痴情のもつれによる犯行など、さまざまなシチュエーションを考慮して捜査が進められるも収穫はない。さらに捜査途中、元カレのスティーブが別の事件により逮捕されたが、彼は拘置所内で謎の自殺を遂げる。これにより警察はシーラ殺害もスティーブによる犯行と判断し捜査を打ち切ろうとするが、家族は納得がいかなかった。スティーブには事件当日にアリバイもあり、シーラとの交際期間も短かかったため、彼の犯行と考えるには疑問点が多かったのだ。

 

その後、定期的に警察やマスコミに連絡を取るなど家族の努力の甲斐あり、3年後に事件は新展開を迎える。シーラのアパートで雑用係をしていたデビッドに嫌疑がかけられたのだ。デビッドはかつてシーラをつけまわすような行動をとっており、さらに事件の数日後にシーラの指輪を周囲に見せびらかすなど怪しい行動をとっていた。そのため事件発生後から疑われていたものの、それだけでは犯人とは断定できなかったのである。

  

しかし追加調査の結果、事件現場から発見された体毛のDNAがデビッドのものと一致すると事態は一変し、緊急逮捕へ。デビッドは合鍵を使ってシーラを部屋で待ち伏せし、強姦した後に殺害したことが明らかとなった。判決は有罪となり終身刑を言い渡された。

 

家族を失った悲しみは簡単には癒えないものだが、それでも懸命な努力が実を結び真犯人の逮捕へ至ったことは、悲しみから立ち直るための大切な一歩となったことだろう。

   

「ミスコン女王殺人」はディスカバリーチャンネルにてご視聴頂けます。ディスカバリーチャンネルを未視聴の方は、こちらからご確認ください。

 

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