「悪魔の風」に煽られロサンゼルス近郊で大規模な山火事

NASAの衛星がカリフォルニアの内陸から海岸に向かって吹き抜ける強烈な山おろしの姿をとらえた。砂漠から平野部へ降りてくる荒々しい熱風は「悪魔の風」と呼ばれ、冬の乾燥した空気と相まって小さな火種をたちまち大火事に広げてしまう恐ろしい季節風だ。

12月5日に撮影された写真右上に見えるのがカリフォルニアの海岸線。赤い線に囲まれたエリアでは12月4日以降に次々と山火事が発生し、12月8日現在も懸命な鎮火作業が続けられている。褐色に濁った煙の筋(中央)と、白くたなびく線状の雲(右下)との間にせり出したとっくり型の地形がロサンゼルス市街地だ。

今回の「悪魔の風」は観測史上最も強く長く、風速30m/sを超える激しい風に煽られた火が瞬く間に広がって、すでに200平方キロメートル以上を焼き尽くしている。8日以降には弱まる見通しだが、依然として5万人に避難勧告が出され1万2千戸が火事の危険にさらされている。

Santa Ana Winds in California Help Flame Huge Firestorm (NASA)
 Ventura fire rages, threatening communities both coastal and inland; body of woman found (Los Angeles Times)