Credit : ESO/Vernazza et al.

ヨーロッパ南天天文台が捉えた、小惑星の表情

このゴツゴツとした小石のように見える4つの写真。これらは火星と木星の間にある小惑星帯(メインベルトとも呼ばれる)に何百万と存在する小惑星のうちの4つの姿だ。

これらはヨーロッパ南天天文台ESOのSPHEROが捉えたもの。SPHEROは「Spectro-Polarimetric High-Contrast Exoplanet Research」(分光-旋光・高コントラスト・太陽系外惑星・研究)の頭文字から名付けられたもので、超大型望遠鏡VLTにある機器だ。左上から時計回りに「29 Amphitrite」、「324 Bamberga」、「2 Pallas」(命名はギリシャ神話のアテネの別名パラス・アテネから)、「89 Julia」(聖人コルシカのジューリアから)。このうち「2 Pallas」は幅510kmと小惑星帯の中で3番目に大きく、小惑星帯の質量の約7%もあり、太陽系内の小惑星の中でも最大級のもの。それもあって一度は惑星だと認定されたこともあるそうだ。このうち「29 Amphitrite」と「89 Julia」は石質のS型小惑星であり、「324 Bamberga」は炭素質のC型小惑星だ。

先日は太陽系外から飛んできた奇妙な形の小惑星「`Oumuamua」が話題となったが、今回の4つはどれも少々いびつな小石、もしくは霰みたいで可愛いではないか。実に地球から約1億5000万kmも離れたところにある小惑星をここまで明確に捉えられるのは感動的でもある。

VLT’s SPHERE spies rocky worlds (ESO)

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