Credit : Sauvons le château de la Mothe-Chandeniers

クラウドファンディングでお城ひとつお買い上げ

オンラインコミュニティの威力はすごい。なにしろ由緒正しいお城をまるっと買い上げてしまうのだから。

花の都パリから南西に向かうこと約250キロ、レ・トロワ・ムーティエには映画『美女と野獣』の舞台になりそうな美しい田園風景が広がる。その村はずれにはこれまた映画に出てきそうな壊れかけた古いお城が堀のなかに暗くたたずんでいる。

ここはラ・モット・シャンドゥニエ城。13世紀に建立され、かつては要塞として二度もイギリス軍の攻撃を受けた歴史ある名所だったが、フランス革命時にボロボロになってしまったという。その後、1809年にパリの裕福なFrançois Hennecartという商人が買い取り、城の基礎だけを残して大胆に再建した。彼の死後、何人かの持ち主を経て1870年にはロバート・レジュヌ男爵が城を継承した。ところが、1932年3月13日に城内で大火事が発生。城は焼け落ち、残されたのは礼拝堂と離れのみだったという。

放棄されてしまったラ・モット・シャンドゥニエ城は荒廃の一途をたどった。かつての輝かしい姿はどこへやら、現在の城は荒れ果ててジャングルのようになっている。

この哀れなお城を救ったのが「Les Amis du château de La Mothe-Chandeniers」、訳して「ラ・モット・シャンドゥニエ城友の会」。クラウドファンディングを立ち上げて6500人の寄付を募り、わずか80日間で50万ユーロ(約6700万円)集めた。この資金でお城を買収し、今後もう50万ユーロを集めて改修作業に当てていくそうだ。

資金提供した6500人全員がお城の所有権を共有することになるそうだが、はてさて、クラウドファンディングはラ・モット・シャンドゥニエ城をどこまで再建できるのか?

Les Amis du château de La Mothe-Chandeniers
Sauvons le château de la Mothe-Chandeniers (Facebook)
Le château La Mothe-Chandeniers vendu à 6500 internautes (Le Figaro)

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