ヒマラヤの雪男、その正体がDNA鑑定で判明!結果は…

パキスタン、ブータン、中国、インド、ネパールと、実に5カ国にまたがる巨大な山脈、ヒマラヤ。ここに住むと言われる雪男は「イエティ」と呼ばれ、全身が毛に覆われ、直立歩行する生物と伝えられている。その存在の真偽は以前から疑問視されていたが、今回、科学的な解明が行われた。

The Royal Societyに掲載された論文によると、研究者たちはイエティのものとされ、博物館などに展示されていた様々なものにDNA鑑定を実施。結果、イエティの皮膚、体毛、骨、歯、フンとされていたもの24点のうち、犬の歯1本以外、どれもクマのものだと判明した。

今回の研究に参加した、ニューヨーク州立大学バッファロー校のCharlotte Lindqvist博士は、イエティ伝説は現地のクマに由来していること、そして今回のDNA鑑定は多くの人型の未確認生物調査において最新の研究成果を出すことができたとしている。

クマの種類もいくつか確認され、イエティの皮膚とされていたものはツキノワグマのもので、骨はウマグマのものだったということだ。

イエティのものとされる体毛のDNA鑑定は過去にも行われており、2013年にオックスフォード大学のBryan Sykes博士が行った際には、4万年前のホッキョクグマのDNAと一致すると伝えられていた。しかしこの度、研究者たちが同じサンプルをDNA鑑定したところ、クマのものだという結果が出たという。

人型の未確認生物は世界中で目撃されており、北米のビッグフットなども、もしかしたらクマの可能性があるかもしれない。DNA鑑定が広く実施されることで、地球上の未確認生物がすべて未確認でなくなってしまう未来は、そう遠くないのかもしれない。

Evolutionary history of enigmatic bears in the Tibetan Plateau–Himalaya region and the identity of the yeti (The Royal Society)
Secret of the Abominable Snowman revealed after scientists analyse ‘Yeti’ DNA (The Telegraph)    

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