Credit : NASA

NASA、まるでバーコードのような不思議な海氷を撮影

NASAは2009年より、飛行機で北極・南極の氷を観測するプロジェクト「オペレーション・アイスブリッジ(Operation IceBridge)」を実施している。これは2018年に打ち上げられる予定の地球観測衛星「ICESat-2」までの期間を補間するプロジェクトだ。

11月14日、このプロジェクトに参加する研究者、John Sonntag氏はウェッデル海という南極海の一部の海域において、海上に浮かぶ巨大な氷の写真を撮影した。写真ではまるでバーコードのようにいくつもの直線が並んだような、不思議な模様を確認することができる。これは2枚の薄い氷の板が衝突する際に起こったもので、2枚の氷の板が交互にお互いの上に乗り上げたり、下に入り込んだりすることで形成される。この現象は両手の指を交差させる形に似ていることから、英語で「finger rafting」と呼ばれている。「finger rafting」が発生するには氷の薄さが重要で、厚さが20cm以下である必要があるという。

「オペレーション・アイスブリッジ」の主な目的は、北極・南極の氷の変化を観測することであり、2003年から2009年まで運用された「ICESat」のデータを引き継ぎ、来年打ち上げ予定の「ICESat-2」に繋げることだ。しかし「オペレーション・アイスブリッジ」は2020年まで継続して行われる予定で、これにより「ICESat」と「ICESat-2」のデータの移行が円滑に行えるようになるという。

「ICESat」は2009年10月に最後のレーザーが使えなくなり、2010年2月に引退。その後、2010年8月に大気圏再突入が行われ、その任務を終えた。

The Beauty of Ice (NASA)

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