Credit : Dmitry Rogozin

銃が撃てるロシア製人型ロボット「FEDOR」…人類の味方となるか?

世界最大の国ロシア。今そこで、人型ロボットの開発が行われているのを知っているだろうか?その名はFEDOR(Final Experimental Demonstration Object Research)。AI(人工知能)を搭載したアンドロイドだ。

FEDORは、ロシアの「Foundation for Advanced Studies(FAS)」とNGO団体「Androidnaya Tekhnika」によって2014年から開発が進められている。元々は人命救助を目的として開発が始められたものの、その存在が世界で大々的に伝えられたのには訳がある。FEDORは銃を撃つことができるのだ。

海外などで実際に銃を撃ったことがある人はわかるかもしれないが、銃は発砲する際に大きな反動があり、慣れていない人は容易にバランスを崩してしまう。FEDORは二足歩行というロボットとしては難しいバランスを取りながら、銃を撃つことができるだけでなく、なんと両手で撃つことも可能だというのだ。

AIを搭載しているということで、自ら判断し、銃を撃つことができる。このことから世界中で「映画に出てくるターミネーターがついに実現か?」という報道がなされた。これに対し、ロシアの副首相ドミトリー・ロゴージン氏は「我々が作っているのはターミネーターではなく、様々な分野で活躍できる人工知能だ」と発言するなど、過激な報道に歯止めをかけようとするロシアの姿勢もうかがえる。

もちろん銃を撃つだけでなく、クルマの運転や様々な道具を使うことができるFEDORだが、その活躍の場として注目されるのが宇宙だ。ロシアは2021年に国際宇宙ステーション(ISS)にFEDORを導入する計画がある他、将来的には宇宙遊泳や他の星の上など、人間が活動しにくい場所での活躍にも期待がかかっている。

「銃が撃てる」ということばかりがフォーカスされ、戦争などでの利用が心配されるFEDOR。映画「チャッピー」ではロボット警察が活躍するなど、銃とロボットの組み合わせが必ずしも悪だとは断定できないが、それでもやはり心配してしまうのが人間というもの。FEDORが人類の未来を明るいものにしてくれるのかどうか、しっかりと注視していきたい。

What Fedor the Robot Can Do (Get Russia)
Robot being trained to shoot guns is “not a terminator”, insists Russian deputy prime minister (Independence)
RUSSIA’S FEDOR ROBOT CAN DUAL WIELD PISTOLS AND MAY BE GOING TO SPACE (Nerdist)

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