JAXA、クリスマスに超小型衛星打ち上げ実験

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、クリスマスの12月25日に超小型衛星の打ち上げ実証実験を行うと発表した。今回の実験はSS-520ロケットの5号機を使用して行われ、今年1月に失敗した4号機の再実験という形になる。

SS-520ロケットは、JAXAの一部である宇宙科学研究所(ISAS)が開発した固体ロケット。1号機は1998年に打ち上げられた。前回の打ち上げとなる4号機では、3kg程度の超小型衛星を搭載して打ち上げられたものの、飛行中に機体からのテレメータ(縁覚測定器)が受信できなくなったため第2段モーターの点火を中止。ロケットは内之浦南東海上に落下した。

今回打ち上げられる5号機の全長は9.54m、直径52cm、重量2.6トン。今回の打ち上げも前回に続き、内之浦宇宙空間観測所から行われる予定だ。

搭載される超小型衛星の名前はTRICOM-1R。およそ3kgと軽く、最も近い地点で地上180km、最も遠い地点で地上1500kmの楕円軌道に投入される。開発は東京大学が行い、地球の周りを回りながら地上端末からの情報を収集したり、搭載したカメラを用いた地球の撮影ミッションを行う。打ち上げ・軌道投入後すぐに地球を撮影し、地上との最初の通信で観測データを地上に送る、即時観測ミッションも実施する計画だ。

SS-520 5号機による超小型衛星打上げ実証実験について (JAXA)