イギリス政府、自動運転技術を強く後押し…2021年に実用化へ

昨年、EUからの脱退が決定したイギリス。脱退により経済的な打撃などが予想されているが、EU脱退によりイギリスが自動運転技術の大きな発展をなし遂げるかもしれない。

英ガーディアン紙が伝えたところによると、イギリスのフィリップ・ハモンド財務大臣は2021年までに自動運転車が公道を走れるようにすると発表。運転席はおろか、外部にドライバーを用意する必要もないという、EU各国や米国の規制よりもおおらかに自動運転の公道試験を認めるという革新的なものだ。

もちろんイギリスの自動車業界から大きな歓迎で迎えられた今回の発表は、EU脱退後のイギリスの技術・経済を活気づけるものとなるという。イギリスの自動車製造業団体は、実現すればイギリスが世界で一番自動運転の開発、試験、販売に適した国になるとしている。イギリス国内の道路事情だけでなく社会をも変化させ、結果として交通事故の減少により多くの人命が救われることに繋がるとも述べている。

イギリスの自動運転技術の先端を行くFiveAIのLucy Yu氏は、今回の発表について、イギリスを自動運転技術のグローバルリーダーとするだけでなく、多くの投資を呼び込むのに役立つだろうと話している。

イギリスのEU脱退は2019年に予定されており、イギリス政府は経済的な準備を迫られている。今回の動きを主導するフィリップ・ハモンド財務大臣は、10億ポンド(約1500億円)を人工知能などの技術開発に投入する予定だ。 

Budget 2017: UK to launch self-driving cars on British roads by 2021 (The Guardian)    
BUDGET 2017: PHILIP HAMMOND TO SPEND HUNDREDS OF MILLIONS TO MAKE CARS DRIVE THEMSELVES (Independent)