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犯罪者たちからアメリカの大自然を守れ! ネイチャーでワイルドな取締官たちの捜査に密着

世界中で多くの凶悪犯罪が発生しているが、それは街中で起こる人間同士の争いだけにとどまらない。特に広大な国土を持つアメリカでは、大自然の中でも悪質で狡猾な違法行為が横行している。そんな犯罪を追う<魚類野生生物省>の取締官に密着する番組が「WILD POLICE 24」だ。

ワシントン州内を管轄とする取締官たちが追うのは、その名のとおり“無骨”で“たくましい”シチュエーションで巻き起こる大小さまざまな犯罪。全米でも森林・伐木業や漁業・狩猟による年収がずば抜けている同州だけに、犯罪者たちも野山を駆け回っているらしい。まずは小手調べとばかりに、番組では「河川へのポイ捨て犯」の取り締まりを紹介する。

「ポイ捨ての取り締まり」と言われると、なんともショボい印象を受けるかもしれない。しかし現在、世界中で毎年約100万羽の鳥と10万頭の海洋哺乳動物が、廃棄されたプラスチック製品が原因で死んでいる……と聞けばどうだろう? これらのゴミは水中の酸素を減少させるため魚たちは死に至り、水質低下によって我々人間の飲み水も汚染されていく。つまり彼・彼女ら取締官が守っているのは、心ない人間の身勝手な行為によって汚される自然と失われる貴重な生命なのだ。

ちなみに同州でのポイ捨ては、最高で103ドルの罰金刑に課せられるとのこと。日本でも軽犯罪法違反に問われる行為ではあるが、彼らのように複数人体制による徹底した監視活動を行っているわけではないので、ぜひ見習ってほしいところである。

続いては、アメリカの領海でカニを密漁するカナダの漁船の取り締まりに迫る。カナダに隣接するワシントン州では、かの国からの密漁者が後を絶たないのだという。今回もカニの禁漁期にアメリカの海域に侵入してきた不審な漁船を確保し問いただすと、案の定、許可証も運転免許も不所持(おまけに大麻も所持していた)。領海侵犯は境界線が曖昧なものの、即刑務所行きクラスの重罪であることに変わりはない。容疑者は裁判を経て数千ドルの罰金が課され、漁具も没収されるだろう。

とはいえ罰金や刑は、再犯を抑止する手段の一つにすぎない。取締官たちの目的は自然を守り、生物の乱獲を防いで個体数を維持し、危険行為を防ぐことにある。地道な活動ではあるが、彼らの頑張りが林業や漁業など将来的に同州の財源を支えることにも繋がっているのだ。

さらに番組では、ワピチ(ヘラジカ)猟の悪質な違反者たちを確保する瞬間にも密着。深い森の中で大量の銃火器を持った男たちを取り締まる様子など、物騒レベルもぐんとアップする……!

「WILD POLICE 24」はアニマルプラネットにてご視聴頂けます。アニマルプラネットを未視聴の方は、こちらからご確認ください。 

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