Credit : bio-bean (Facebook)

コーヒーでバスが走る?ロンドンでユニークな取り組み

ガソリンの代わりにコーヒーを入れて走るバス…というわけではないが、イギリス・ロンドンに面白いバスが登場した。見た目は一見普通のバスだが、バイオ燃料(植物などの生物から作られた燃料)で走り、その燃料がなんとコーヒー豆から作られているというのだ。

英BBCが伝えたところによると、11月20日からロンドンを走るバスの一部で、コーヒー豆の残りカスから作られたコーヒー油が、ディーゼル燃料に加えて利用される。この燃料を作った企業は、2013年創業のbio-bean。コーヒー豆の残りカスから様々なバイオ燃料を製造している。バイオ燃料がバスに使用されるケースは世界中ですでに存在するが、コーヒー豆を原料とするものは初めて。

イギリスのコーヒー産業団体「The British Coffee Association」によれば、イギリスでは毎日5500万杯のコーヒーが飲まれているとされる。イギリス人は毎年50万トンものコーヒー豆の残りカスを生み出しており、その廃棄において温室効果ガスを発生させるだけでなく、多くのコストがかかるという問題も抱えていた。bio-beanは、コーヒー店やインスタントコーヒー工場などから残りカスを回収し、バイオ燃料を製造する。このバイオ燃料を使用するためにバスを改造する必要はないのだそうだ。ロンドンのバス1台を1年間走行させるのには、コーヒー255万杯が必要になるという。

美味しいだけでなく、残りカスでバスを走らせるコーヒー。環境に優しい飲み物だと思えば、これまでよりも一層美味しく飲むことができるかもしれない。

bio-bean

London buses to be powered by coffee (BBC)

The British Coffee Association

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