Credit : ESO

新たな地球型惑星発見!地球外生命体の可能性は?

地球から11光年離れた太陽系外に、地球とほぼ同じ大きさで温暖な惑星「ロス128b」が発見された。今回の発見は、南米チリにあるヨーロッパ南天天文台(ESO)の太陽系外惑星観測装置である、高精度視線速度系外惑星探査装置(HARPS)を使って行われた。

今回新たに発見された地球型惑星は、1925年に発見された小型の恒星「ロス128」の周りを9.9日周期で回っている。「ロス128b」は温暖で、地表の温度は地球に似ていると考えられている。小型の恒星(赤色矮星)の周りには太陽系外惑星が発見される可能性が高いことがわかり、近年は集中して観測が行われていた。

赤色矮星の多くはそれらを公転する星に致死量の紫外線とX線を放出するものの、「ロス128」は「静かな星」であるため、今回発見された地球型惑星には生命の存在する可能性があるという。

現在地球に一番近い地球型惑星は地球から4.2光年離れた場所にある「プロキシマb」だが、「ロス128」が徐々に地球に近づいてきていることから、「ロス128b」が79,000年後には地球から最も近い地球型惑星になるとみられている。

HARPSによる観測の結果、「ロス128b」と「ロス128」の距離は地球と太陽の距離の20分の1。その距離にも関わらず、「ロス128b」が受ける放射線は地球の1.38倍にすぎない。そのため地表の温度は-60度から20度と予想されている。生命の存在に必要とされる水の有無はわかっておらず、今後の調査が期待される。

地球型惑星が見つかる中、ESOの次の課題は地球型惑星の大気の観測だとしており、そのためには現在開発中の超大型光赤外望遠鏡(ELT)が大きな役割を担うことになるだろうとしている。

地球外生命体の有無はまだわからないものの、その可能性も捨てきれない今回の発見。まだ時間はかかるだろうが、続報が待ちきれない。

Closest Temperate World Orbiting Quiet Star Discovered (ESO)    

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