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ミスコン女王など12人をレイプし殺害! 全米を恐怖に陥れた“美女狩り事件”の真相とは

1984年、ミスコン女王の失踪に端を発した残酷極まりない連続殺人事件が全米を恐怖に陥れた。
マイアミ大学に通うベス・ケニヨンは笑顔が印象的な美しい女性で、常に周囲の注目を集めていた。やがて地元のミスコンで優勝すると、1983年にはさらに大規模な“ミス・フロリダ”でも決勝に進出。その後モデルの道に進んだベスは、華やかな世界に身を投じていく。しかし1984年3月6日、彼女は突如として消息を絶った。

家族は非積極的な警察の態度に不満を抱き、探偵のウィッタカーに捜索を依頼。そして部屋に残されたベスの手帳と母親の証言から重要参考人として最初に浮上したのは、ベスの元恋人クリスだった。ところがクリスにはアリバイがあったため、調査のやり直しを余儀なくされる。

その後も進展がなく焦りを募らせるウィッタカーだったが、そんな中「レース場から消えた女性について、マイアミ警察が情報提供を呼びかけている」というニュースが報じられた。女性の名はロザリオ・ゴンザレス。髪や目の色といった容姿がベスに似ていることに加え、ミスコンの女王という共通点があった。ここでピンときたウィッタカーは “美女狩り”という恐ろしい仮説を打ち立てる。

そして2週間後、ウィッタカーの懸念が現実となってしまう。フロリダに限らずアメリカ全土で次から次へと、毎日のように女性が姿を消していったのだ。彼女たちの共通点は若く美しく、モデル志望かミスコン優勝経験者であること。警官はその後数週間で縛られた跡と、乱暴された傷のある9名の犠牲者の遺体を発見。1984年は美女たちにとって悪夢の年となった。

ウィッタカーは、まずロザリオについて調査を開始。彼女の失踪場所はメディアの注目度が高いマイアミ・グランプリの会場だったため、現場の写真が大量にあるからだ。すると観衆の中に、美女を物色するクリスの姿を見つける。そう、一度は疑いが晴れたベスの元恋人だ。さらにフロリダで女性が男に誘拐・拷問されたと通報してきた。被害者女性が犯人だと示したのは、やはりクリスの写真だった。

全米で指名手配となったクリスは逃走を続けたが、ベスが行方不明になってから5週間後、ついに警察が車の給油をしていたクリスを追い詰めた。慌てた彼は助手席に置いてあった銃を手に取り……自分に向けて引き金を引いた。恐ろしい殺人鬼のあっけない最期である。

クリスの死後、運よく彼から逃れた女性の証言から、その残忍な手口が明らかになった。「モデルとして君を売り出したい」などと言葉巧みに女性を誘い出し、女性の繊細な場所に電流を流したりギザギザのナイフで突き刺したりと、聞くだに恐ろしい拷問を行っていたというのだ。

歪んだ性癖を持つ殺人鬼の死によって恐怖の日々は去ったが、ベスやロザリオの居場所はいまだに分かっていない。12名の尊い命が失われた一連の事件は犠牲者、そして残された家族にとってあまりに辛い結末となった。

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