Credit : NASA

2020年の火星探査ミッション、超音速パラシュート実験へ

2020年にNASAが打ち上げを計画する火星探査機。ローバーが火星の地表を調査するミッションとなるが、このミッションにおいての最初の山場となるのが着陸だ。探査機が火星の大気圏に突入する際の速度は、なんと秒速5400m。過去にはエアバッグを使った着陸方法なども採用されたが、今回は超音速パラシュートを使っての着陸となる。

今回のNASAの火星探査ミッションでは、火星の生物の痕跡を探すのがメインとなるため、ドリルを使って岩石の中などの調査も行われる予定。将来的にはサンプルを地球に持ち帰ることも計画されている。着陸に使用される超音速パラシュートの実験は、先月NASAの実験施設で開始された。

NASAのテクニカルリードを務めるIan Clark氏によると、火星の大気中で超音速パラシュートを展開するというのは科学的にも大変重要なステップだと述べている。

10月4日に行われたテストでは、ロケットを高度51kmまで打ち上げ、42秒後、高度42kmの地点で超音速パラシュートが展開。発射から35分後に無事に大西洋に着水したという。

Clark氏によれば、テストはすべて順調で予想通りの結果が得られたようだ。今回使用されたパラシュートは、2012年に探査機キュリオシティが使用したものと同じものを採用。次回以降のテストではより強力なパラシュートを採用し、将来的なデザインを確定することになりそうだ。次回のテストは2018年2月を予定している。

NASA’s Mars 2020 Mission Performs First Supersonic Parachute Test (NASA)    

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