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マヤ神殿の地下に「閉ざされた通路」の入り口が発見される

メキシコのユカタン半島にある世界遺産チチェン・イッツァは、マヤ文明の遺跡だ。そこを調査していた考古学者達は、チチェン・イッツァにある1000年ほど前に建てられた神ククルカンを祭るピラミッド状の神殿「ククルカンの神殿」の地下に隠されていた通路への入り口を発見した。この通路は神殿地下に存在する天然の泉に繋がっているのではないかとされる。

この天然の泉は、ユカタン半島にみられる石灰岩が陥没した穴に地下水が溜まってできたもので、「セノーテ」と呼ばれる。セノーテはユカタン半島では水源として使われたものも知られるが、古代マヤ人たちが生け贄を捧げる場としても活用されていたとされる。ククルカン神殿地下にセノーテがあることは、2年前にメキシコ国立自治大学が電気インピーダンストモグラフィ(電気抵抗により撮影する断層写真)により判明していた。

今回新たに発見されたのは、このセノーテへ繋がっているとみられる「閉ざされた通路」の入り口だ。これが見つかったのは、ククルカン神殿の納骨堂から行くことのできる、構造下にある洞窟部分。通路は古代のマヤ人たちによって閉じられたのではとみられている。この発見をしたのは海洋考古学者Guillermo de Anda率いるthe Great Mayan Aquifer Project(マヤ大帯水層プロジェクト)というチーム。今後彼らは閉ざされた通路を今一度開き、そこを探索し、セノーテへ繋がっているかどうか確かめたいという。

神殿地下の閉じられた通路というなんとも考古学的ロマン溢れる発見。マヤ文明への理解を深める発見へと繋がることに期待したい。

Hidden passageway discovered under ancient Mayan temple(Independent)

Passageway to cenote beneath Kukulcán Temple possibly found(El Universal)

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