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人間と同じ?犬もストレスで眠りの質が低下

仕事で失敗してしまった。明日のテストが心配。好きな人に振られてショック、など、ストレスを感じて眠れなくなることがないだろうか?実は同様のことが犬にも起きるということを、ハンガリーの研究チームが解明、発表した。

ハンガリー科学アカデミーの研究チームは、16匹のペットとして飼われている犬の睡眠の脳波を3時間にわたって計測した。実験は2回に分けて別々の日に行われ、1回目はボールを使って遊んだり撫でてもらというポジティブな体験の後に睡眠に入り、2回目は飼い主から引き離されたり厳しい表情で睨まれたりするというネガティブな体験の後に睡眠に入った。

実験の結果、ポジティブな体験をした後は睡眠状態になるまで20分かかったのに対し、ネガティブな体験をした後は10分以内に睡眠状態に入ることが確認された。これは嫌なことを考えたくないという防衛本能に従っていると考えられるという。そしてこのネガティブな体験の後はレム睡眠(脳が活発に活動している状態)の時間が長く、深い眠りにつくことがなかなかできないということも判明した。

現代人を悩ませるストレスだが、ストレスの影響を受けるのは人間だけではないようだ。人間も犬も、しっかりとした質の良い睡眠が取れるよう、ストレスをなるべく少なくする生活が必要なようだ。

Sleep macrostructure is modulated by positive and negative social experience in adult pet dogs (The Royal Society)

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