【よくわかる宇宙】万物を形作る恒星の話

夜空を美しく輝かせる無数の恒星が、どのような一生を送り、宇宙においてどのような役割を果たしているのだろうか?

星雲の中の塵とガスが引力によって引きつけられ、温度が十分に上昇すると、水素をヘリウムへと変える核融合反応が始まる。それが恒星の誕生だ。その恒星を何十億年にもわって輝き続けさせているのは、核融合反応が生み出すエネルギーなのだ。

私たちにとって最も身近な恒星は太陽。太陽はやがて水素が尽きると、膨張して赤色巨星となったのちに、崩壊して白色矮星になる。一方、太陽よりはるかに大きな赤色超巨星の核では、超新星爆発が起き、その星で作られたすべての元素が宇宙空間にまき散らされ、星や生命を形作る原材料となる。

宇宙を形作っているすべての物質は、恒星の核で作られたものなのだ。恒星がなければ、生命は誕生しえなかった。私たち人間も、いわば「星の子」なのだ。