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ミスコン優勝者の美女を殺害したのは誰だ!? 事件発生から12年、新事実が明らかに……?

2005年12月15日、アメリカ・アーカンソー州のとあるアパートで1人の女性が殺害された。彼女の名前はノナ・ダークスマイヤー。アーカンソーテック大学に通う19歳の学生で、小学校の音楽教諭になるため音楽を専攻していた。

彼女はミスコンでの優勝経験を持つ美女ということもあり、全米で「ミスコン女王殺人事件」としてセンセーショナルに報道された。靴下のみを身に着けた状態で発見されたノナの遺体は全身を17か所も刺され、首を絞められた跡もあった。しかし、致命傷となったのは金属製の電気スタンドで後頭部を殴打されたことだという。

ノナの遺体が発見されたとき、部屋には彼女の恋人であるケビンが血まみれの状態で佇んでいた。警察に連行された彼は犯行を否定したものの、現場の凶器に手形がついていたことや事情聴取中の異様な憤り方などから、警察はケビンを容疑者の候補にリストアップ。痴情のもつれによる殺害だろうと予測を立てたのだ。

ノナはミスコン女王だけに地元で名の知れた存在だったが、さらに警察は彼女に悪意を抱いている可能性のある人物をリスト化し、調査を行うことにする。その中から、ノナと同じアパートに住むギャリー(人を襲った前科がある)に嫌疑がかけられるも、彼には事件当日に実家の改装を手伝っていたというアリバイがあり、ポリグラフ検査(噓発見器)でも問題が見られなかった。

しかし、その後ケビンが逮捕され殺人の罪で起訴されると、事件は思わぬ展開に発展。ノナの部屋から見つかった避妊具の包みにケビン以外の人物のDNAが付着していることが判明したのだ。

ノナには浮気相手がいて、その人物による犯行だったのか? 新たな容疑者が存在する可能性が浮上したことで、結局ケビンは無罪に。警察が再調査を開始すると、ノナと同じアパートに住んでいたギャリーの元妻から「彼は前回調査されたときにアリバイ工作をしていた」というタレコミが入る。ギャリーが自宅にいたことが判明したため警察がDNA調査を行ったところ、犯行現場に残されていたDNAとギャリーのDNAが部分的に一致。DNAが似た容疑者が現れたのは初めてのことだった。

そして事件の発生から4年が過ぎた2010年、ついにギャリーの裁判が行われることになった。検察はギャリーがノナを強姦したあと殺害し、犯行を隠匿したと主張。しかし、弁護側は殺害を計画したのはギャリーではなくケビンだと主張する。さまざまな情報が交錯する中、「評決不能」でギャリーには無罪判決が下され、検察の要求によってやり直しとなった裁判でも陪審員の判定が一致せず、そのまま釈放されることとなった。

ノナを殺害したのは恋人のケビンだったのか? 前科者の近隣住民ギャリーだったのか? はたまた他の誰かが……?
事件の真相は未だ明らかにならないまま、ノナが殺害されたあの日からもうすぐ12年目を迎えようとしている。

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