Credit : NASA

これが未来の飛行機…NASAが次世代飛行機開発中

NASAといえば、人工衛星や国際宇宙ステーションでのミッションをはじめとする宇宙開発が話題になることが多い。だが「アメリカ航空宇宙局」という名が示す通り、宇宙だけでなく航空分野でも様々な研究開発を行っている。

現在、NASAは航空関連企業と協力して次世代飛行機の開発を行っている。より静かで、より環境に優しい飛行機を開発するため、NASAは今までにない形の飛行機や、革新的な素材や部品、そして新たなエンジンシステムなどを研究中だ。すでに2016年から具体的な機体の開発を進めており、今後10年以内に実現可能だとしている。

次世代飛行機を完成させるにあたって、最も重要となるのが推進力となるエンジン開発。NASAはすでに様々なエンジンの研究を進めており、その結果導き出された飛行機のコンセプトが「STARC-ABL」となる。

STARC-ABLは、NASAの次世代飛行機として有望視されるものの一つ。見た目は普通の飛行機とあまり変わらないものの、およそ3メガワットを使用するターボエレクトリックエンジンを実装する予定だ。小型化されたエンジンは翼に搭載されるだけでなく、T字型を採用する尾翼にも搭載される。これによりおよそ10%燃費をよくすることが可能になるという。

今年の秋の終わり頃に地上での試験が行われる予定のSTARC-ABL。しかしまだ課題も多く、NASAは多くの専門家の協力を求めている。先日、150人乗りの飛行機開発のため、ボーイング社と12ヶ月の契約を行なった。この一年間の研究開発により、STARC-ABLなどの次世代飛行機が持つ問題点を洗い出すこととなる。

NASAによれば、飛行機の新時代はもう目前であり、開発中のハイブリッドエレクトリックエンジンまたはターボエレクトリックエンジンも、近い将来実用化される見通しだとしている。

Aviation Renaissance: NASA Advances Concepts for Next-gen Aircraft (NASA)

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