Credit : NASA

巨大クレーンで微小重力を再現…宇宙飛行士の訓練は大掛かり

大がかりな映画の撮影現場…のようだが、これは本物の宇宙飛行士が宇宙に行く前にこなす数々の厳しいトレーニングのうちの一コマだ。

カナダ宇宙庁に所属する宇宙飛行士、ジェレミー・ハンセン氏を吊り上げているのはもっぱら工事現場で見るような天井クレーン。安全ヘルメットに身を固めた関係者が息を飲んで見守るなか、ハンセン氏はゆっくりと国際宇宙ステーションのモックアップへと近づいていく――。このクレーン、じつは宇宙での微小重力を再現できるARGOS(Active Response Gravity Offload System)と呼ばれる装置で、NASAのジョンソン宇宙センターに設置されて以来、数多くの宇宙飛行士訓練生を地球とは異なる環境に慣らすシミュレーションを行ってきた。エンジニアと宇宙飛行士が一丸となって様々な宇宙環境を再現し、それにどう対応するかを学んでいく現場である。

宇宙船が地球の軌道に乗っている状態においては、昼と夜とが90分毎に交互するらしい。そんな目まぐるしく変化する環境も今回再現されたそうだ。この体験が基となり、将来の宇宙旅行に役立つノウハウが日々蓄積されていくのだろう。

Learning to Walk Before Heading to Space (NASA)

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