スマホが米国民の睡眠を奪ってる?十代の睡眠時間が減少中

睡眠は体にも心にも重要な要素だ。だが、どうやらソーシャルメディアやスマホ・タブレットなどの電子機器のせいで、若者の睡眠時間が減っているようだ。

サンディエゴ州立大学の心理学教授Jean Twengeによる調査では、36万人のアメリカのティーンエージャーを対象に、彼らの睡眠時間と電子機器の使用の関連性が調べられた。それによれば、2015年、10代の40%が睡眠時間が7時間以下だということが判明した。一日の中で5時間以上をスマートフォンなどでソーシャルメディアに費やす10代と、オンラインの時間が1時間以下の10代で比較すれば、前者の方が睡眠時間が7時間以下となる場合が著しかった。

なおこの調査では2009年との比較もなされており、電子機器とSNSの使用の増加の他、睡眠時間がほぼ毎日7時間以下の10代は16~17%増加していることも判明した。他に短時間の睡眠と睡眠時間関連する要素としては、宿題に費やす時間、バイト、TV視聴などもあるが、これらに費やす時間は変化がないか減少傾向があり、若者の睡眠時間減少への関連性は低いとみられている。Big Thinkは、「40%の睡眠時間が7時間以下」なのはアメリカの大人も同じだと指摘し、2013年のGallupの調査を挙げている。Gallupの調査では18歳以上を対象に行われ、2013年に6時間以下の睡眠時間だと回答しているのは40%(これは1942年に同じ回答をしたのは僅かに11%)だった。

Twengeは、就寝直前にスマホなどのディスプレイ機器の使用は、入眠に影響を与える可能性があるとして、10代だけでなく大人にとっても入眠直前に使用しないことが身体健康と精神健康の面から重要であるとしている。

Why We Need More Sleep(big think)

Decreases in self-reported sleep duration among U.S. adolescents 2009-2015 and links to new media screen time(Sleep Journal)

U.S., 40% Get Less Than Recommended Amount of Sleep(Gallup)