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NY最新ファッションに出張シェフ!? セレブ生活を送る猫たちの事情とは

注目のデザイナーが手掛ける服を身にまとい、毎朝の日課は専属スポーツトレーナーとのジョギング、そして出張シェフが腕を振るった料理に舌鼓……。なんともセレブ感漂うライフスタイルの一幕だが、実はこれ、人間ではなく猫の話である。

ニューヨークで2005年からペットの服を作り続けるアダ・デニスさんは、最先端のファッションや流行を“猫用の服”に取り入れた斬新なデザインで注目を集めるデザイナー。レースたっぷりのキュートなワンピースや、サテン生地にビジューをあしらったラグジュアリーなドレスなど、細部にまでこだわって作られた数々のアイテムを生み出している。ペットをきれいに着飾って個性を持たせてあげたいというアダさんだが、資金集めのファッションショーを開催し大衆の関心を動物に向けさせることで、保護センターの動物を引き取る人の増加を図ることも大きな目的のひとつだ。

一方で、単なるオシャレのためではない猫の服もある。ニューハンプシャー州在住のデザイナー、カーラ・リースさんが手掛けるのは機能性に富んだ実用的な服だ。猫は尿スプレーによってマーキングを行うが、家の中でされるとひどい悪臭を招く。カーラは、こうしたマーキング癖のある猫とその飼い主のために、伸縮性のある素材で排便はできるが尿は吸収して漏らさない服を考案。また、腹部を毛づくろいし過ぎて傷になり、患部が治らず困り果てていたという猫の飼い主が、腹部の傷を完全に覆う“保護着”について涙を浮かべながら語った感謝の言葉は、この服がもたらす効果を知るには十分だろう。

そしてペット料理の出張シェフであるボニー・エメリッヒは、獣医師の協力のもと健康的なレシピを作り、猫が一瞬で食べ尽くすほど美味しい料理を提供する。栄養バランスもタウリンやオメガ3脂肪酸にいたるまで、人間顔負けの完璧な内容だ。そんな彼女がこの仕事を始めたのは、インスリンが必要な糖尿病の猫がおり、そのためにレシピを考えたことがきっかけだったという。

ペットにこうした環境を与える飼い主たちを、理解しがたい、相容れない価値観だと感じる人も中にはいるだろう。しかし、そんな人こそ一見の価値がある番組が『にゃんこを追って~全米横断の旅~ _にゃんこ専門シェフ』だ。

洋服にしても食事にしても、猫に人間のようなマネをさせるのはエゴだ! と切り捨てることもできる。しかし、そうしたプロダクトやサービスに込められた作り手の想いや、ペットという枠を超えた大切な家族としての猫の姿までを映し出したこの番組からは、物事を表面だけで捉えようとせず、本質を知ることの大切さを実感させられることだろう。

『にゃんこを追って~全米横断の旅~』はアニマルプラネットにてご視聴頂けます。アニマルプラネットを未視聴の方は、こちらからご確認ください。

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