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アメリカにはなぜ同じ名前の電車駅が沢山あるの?

アメリカには「ペンシルベニア駅」(Pennsylvania Station)がニューヨーク、ニューアーク、ボルチモアに存在する。また、「ユニオン駅」(Union Station)と名のついた駅などは無数に存在する。一体なぜだろうか?

イギリスにも「ヴィクトリア駅」と言う名称を含んだ駅名が複数存在するのだが、アメリカの「ペンシルベニア駅」や「ユニオン駅」とは違い、個々のヴィクトリア駅の正式名称は地名を含み「ロンドン・ヴィクトリア駅」、「マンチェスター・ヴィクトリア駅」などとなっている。しかし、アメリカのそれらは違う場所にあっても一語一句違わず「ペンシルベニア駅」、「ユニオン駅」となっているのだ。旅行客でなくとも紛らわしいことこの上ないが、その理由は意外にシンプルだ。

19世紀から20世紀初頭にかけ、アメリカでは多くの鉄道会社が存在し、それぞれに鉄道や駅を建てていた。「ペンシルベニア駅」は1846年創業で1968年にその歴史に幕を閉じた「ペンシルバニア鉄道」が各地に作った駅だ。単純に各地の駅に社名を付けたというわけだ。一方の「ユニオン駅」は、複数の鉄道会社の路線により共同で使える駅として作られたものだから「ユニオン」という名前なのだ。

日本でも「日本橋駅」と名のついた地下鉄駅は東京にも大阪にもある。(まあ東京は「にほんばし」、大阪は「にっぽんばし」と発音が違うが)人であれば、名前が一緒であっても、他の識別可能な差異を見つけ出して他人と共有することはいくらでも可能だ。ただ、同じ名前の駅が他の地方に存在していることの存在を知らない人同士の会話中に「ペンシルベニア駅」と言われると、それぞれが違う地方を考えてしまうだろう。もし、会話中に「ペンシルベニア駅」や「ユニオン駅」について話が出てきたら、「どこにある方の駅?」と訊くのを忘れないようにするといいだろう。

Why Do So Many Train Stations Have the Same Name?(Smithsonian)

Why Are There Still So Many Train Stations Named Penn Station?(CITYLAB)

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