Credit : Stefano Boeri Architetti

パリ郊外に高さ54メートルの「垂直の森」

世界都市であり、芸術の都と呼ばれるフランス・パリ。歴史ある建物が立ち並び、街全体が一つの美術館のような美しい場所であるものの、緑はそれほど多くない。

この度、パリの中心地から東におよそ15km離れた場所にある、パリ都市圏を構成するヴィリエ=シュル=マルヌという街に、高さ54mの「垂直の森」が建設されることが決定した。イタリアの建築スタジオであるStefano Boeri Architettiにより設計された建物は、テラスからはみ出した外壁に多くの植物が植えられており、建物自体も木材をメインに使用。ヴィリエ=シュル=マルヌで開かれた「Marne Europe」というコンテストに「La Forêt Blanche(白い森)」というプロジェクト名で出展、見事栄誉を勝ち取り、建設が決定した。

「La Forêt Blanche」は2000本の木々、低木、その他の植物が覆い、木造のビルの中には、上層部に居住区、下層には商業施設、オフィスが入居する予定。延べ床面積は1ヘクタールの森に匹敵するといい、これは建物自体が占める土地面積の10倍にもなるという。これによりパリに新鮮な空気を届けるとしている。世界初の「垂直の森」は、Stefano Boeri Architettiによって設計され、2014年にイタリア・ミラノの中心部に完成した超高層ビル、ボスコ・ヴェルティカーレ。同年に建築デザインの国際アワードである、インターナショナル・ハイライズ・アワードも受賞している。

Stefano Boeri Architettiは現在、オランダ、南アメリカ、米国、そして中国でも「垂直の森」の設計を行なっている。中国・南京市の計画は街全体を植物に覆われたビルで構成するプロジェクトで、建物の数は100から200にもなるとしている。

La Forêt Blanche and Balcon sur Paris win the Marne Europe – Villiers sur Marne competition. (Stefano Boeri Architetti)

Paris will get its own ‘vertical forest’ which will add one hectare of trees (ZME Science)

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