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電気自動車とディーゼル車、どっちが環境に優しい?

「電気自動車は排気ガスを出さないからクリーンだ」というのは事実であるものの、本当に環境を考えるのであれば、電気自動車に使用する電力がどのようにして作られているのかよく調べる必要がある。世界的に見ても、未だに電力の大半は化石燃料によって発電されており、電気自動車に使用する電力も元をたどれば化石燃料にたどり着いてしまうからだ。

これまで関係者の中でも「本当に電気自動車は環境に優しいのか?」という疑問が常に存在していた。そんな中、研究者たちはどんなに化石燃料に依存した発電を行なっても、電気自動車の方が格段に環境に優しいことを証明した。

英ガーディアン紙によると、中欧ポーランドの発電施設は未だ石炭に大きく依存しているものの、ベルギーのブリュッセル自由大学の研究チームはそれでも電気自動車はディーゼル車に比べ、温室効果ガスの排出量が25%少ないことを発表したという。製造過程を含めても、2030年までに世界平均では電気自動車の温室効果ガス排出量は、ディーゼル車の50%にまで少なくなると試算している。

現在、欧州での新車販売台数の1.7%が電気自動車だ。現在欧州には十分なバッテリー製造施設がないため、これを5~10%に向上させるのも容易ではないとEU関係者は語っている。しかしながら、LG電子が電気自動車用バッテリー工場をポーランドに建設予定であることを発表するなど、その状況は少しずつ改善の方向に向かっているようだ。

また、今回の発表では、将来的にリサイクル技術が向上することなどにより、バッテリー製造時における温室効果ガスの排出量が65%少なくなることも発表している。

Electric cars emit 50% less greenhouse gas than diesel, study finds (The Guardian)

LG to open Europe’s largest EV battery factory in Poland next year (Tech Crunch)

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