Credit : Discovery Communications

木星の衛星“ガニメデ”には生命が存在する!? 極寒・暗黒・無酸素でも生存できる海の微生物とは

NASAの探査機「ガリレオ」によって、木星の衛星である“ガニメデ衛星”の表面を覆う厚い氷の下に海があることが明らかになった。この発見に世界中の科学者たちが沸き立ったのは、約20年前のことだ。

かつてガニメデは「酸素が存在しない」「水温が低すぎる」「太陽の光が届かない」などの理由から、長らく生命は存在しないと考えられてきた。そんな衛星に“生命が存在する可能性がある”という驚きの新説が提唱されたことには、南極大陸に存在する“血の滝”で行われた最新の研究結果が関係している。

南極大陸のヴィクトリアランドにある血の滝では、どこか『ヱ○ァンゲリヲン』のワンシーンを彷彿とさせる赤い海水が氷河の上を流れている。この血の滝を流れる海水は通常よりも鉄分を多く含んでいるため、赤く見えるそうだ。

実は、血の滝が流れる氷河の中に閉じ込められた海水もガニメデと同じく極寒で、日光が届かず、酸素も存在しない。しかし2014年に行われた研究で、ここの海水にも17種類の微生物が生息していることが明らかになったのだ。

ちなみに、この微生物たちは代謝に硫酸塩を使っており、鉱物から栄養を得て生きている。その際に使った硫酸塩が鉄と反応して、血のような色の滝が出来上がるんだとか。

この衝撃的な新発見から「ガニメデにも微生物、もしくはもっと進化した生物が存在するのではないか?」という予測も成立するだろう。ガニメデの地下深くにある海は、普通に考えれば過酷すぎる環境だが、そこには生命が生まれる要素が揃っている。血の滝のような微生物かもしれないし、もっと高度な生物が存在する可能性だってあるのだ。

もしガニメデに、数十億年の歳月をかけて環境に適応し特殊な進化を遂げたエイリアンが潜んでいるとしたら?
実際、“JUICE(Jupiter Icy Moon Explorer)”と名付けられた木星探査計画により、近い将来そのエイリアンが発見されるかもしれない。とはいえ、地球上の法則が適用されない生命体との接触には、それ相応の注意が必要となってくるのだが……。

そんな夢のある“宇宙の話”を我々にあれこれと教えてくれるのが、『NASA超常ファイル』シリーズ。最新の研究に基づく新たな宇宙空間の情報や、宇宙飛行士が業務にあたる様子などを紹介する番組だ。SF小説や映画の中の話だと思っていた人類以外の知的生命体(=宇宙人)との接触も、同番組がいち早く紹介してくれることだろう。なんか超すごいビーム砲とかで地球が一瞬で消滅させられたりしなければ、の話だが。

 『NASA超常ファイル』はディスカバリーチャンネルにてご視聴頂けます。ディスカバリーチャンネルを未視聴の方は、こちらからご確認ください。

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