米カリフォルニア州の山火事、人工衛星からの新たな写真が公開

NASAは、10月上旬に米国カリフォルニア州北部で発生した山火事の被害地域を、地球観測衛星テラからの高性能熱放射反射放射計(ASTER)を使用し撮影した。10月21日に撮影された今回の写真では、植物が生えている部分が赤色、山火事で燃えてしまった部分が暗い灰色で示されている。写真に写っている範囲はおよそ60km四方だ。

ASTERはテラに搭載された5つの観測装置のうちの一つ。資源探査用将来型センサとして、日本の通商産業省と同省が所轄する資源探査用観測システム研究開発機構(JAROS)、そして資源・環境観測解析センター(ERSDAC) が開発した可視近赤外放射計だ。観測されたデータの取り扱いは、日米の共同チームによって行われている。

ASTERは他にも、氷河の動きや火山活動、そして地表の温度など、様々な地球表面の変化を詳細に観測することが可能だ。

同州の歴史の中でも史上最悪の被害をもたらしているこの山火事。10月23日の時点で、少なくとも8400もの家屋が被害を受け、犠牲者の数は42人にのぼっている。発生から2週間以上たった今現在も、消防士たちによる必死の消火作業が続けられている。

Impact of Northern California Fires Seen in New NASA Satellite Image (NASA)