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アホウドリの好物はクラゲ?幅広い食性が判明

海の中を漂うクラゲ。食べ物としてはそのコリコリとした食感が楽しいが、その体の99%は水でできていると言われており、その栄養価の低さから食用にする動物はマンボウやウミガメなどに限られると考えられてきた。

オーストラリア、タスマニア大学の研究者たちは、南極海で繁殖するアホウドリによる1460個の糞をDNA検査。アホウドリは数の多い捕食者であるため、食べるものを研究することでその海域の生態系を知ることができるのだという。過去にも研究でアホウドリの胃の内容物を調査していたが、骨のないクラゲは胃の中に残っていることが少なく、ほとんどクラゲを食べないと考えられてきた。

今回の調査では、「DNAメタバーコーディング」と呼ばれる手法を使い、アホウドリが食べた生き物を特定。その結果、クラゲが多くのアホウドリによって食べられていることが判明した。糞のサンプルの中では42%がクラゲによるもので、採取された場所によっては80%にもなるほど。また、クラゲが多く繁殖する年とクラゲが少なかった年を比べてみても、アホウドリが捕食したクラゲの量に違いが見られなかったことから、アホウドリが自ら好んでクラゲを捕食しているということが判明した。

今回の調査に参加したタスマニア大学のJulie McInnes研究員によると、ひな鳥の糞からもクラゲが発見されたとのこと。親鳥は栄養価の高い魚をひな鳥に与えると思われていたが、これまでの考えが覆された形になる。

Science Daily

ZME Science

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