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日本人は世界有数の猫好き民族!? 海外メディアが映し出す“にゃんこ愛”

その国に住む人にとってごく当たり前のことでも、他国の人の目には不思議に映ったり、驚きの対象だったりすることはよくあることだ。背景にある文化や習慣が違うのだから、常識や感覚にズレがあっても何ら不思議はないが、あらためて指摘されないと、実はそれが独自性の強いものだとはなかなか気づけないもの。日本が世界屈指の“猫大好き国家”である、というのも、そのひとつではないだろうか。

ジョン・フルトンは寝ても覚めても猫を愛し、自作の猫ソングまで捧げてしまう筋金入りの愛猫家だ。そんな彼による全米各地の最新猫事情に迫る猫好き必見の番組『にゃんこを追って~全米横断の旅~』が、このたび海を越えて赴いた先こそ、ここ日本である。

日本人と猫の関係は一過性のブームなどではなく、その歴史は非常に長い。江戸時代の浮世絵師による猫をモチーフとした作品は数多く存在し、さらに古くは「枕草紙」「源氏物語」などにも堂々と猫が登場するのだ。また、普段意識もせずに使っているが「猫舌」「猫をかぶる」「猫の額」など、改めて考えると猫に関する言葉やことわざが多いことにも気づくだろう。

さて、日本に到着したジョンはまず、日本で最も“有名”な猫であり、日本独特の縁起物である「招き猫」の謎に迫るべく、その発祥の地の1つとされている1063年創建の今戸神社(東京・台東区)へと向かった。かつて江戸時代、この近辺に住んでいたある老婆が貧しさゆえに泣く泣く愛猫を手放したが、その晩夢枕に立った猫のお告げの通りに猫の置物を作り、浅草神社の参道で売ったところ大評判になった……という言い伝えから、招き猫誕生の地と呼ばれるようになったという(発祥の地は他にも諸説あり)。

うやうやしく参拝を済ませると、仲見世商店街にある招き猫専門店へ移動したジョン。そこでは招き猫の上げている前足が左か右か、また体の色によっても招く福の内容が変わってくるというレクチャーを受ける。こうした意味の違いや、先述した老婆の伝説のような由来などは、いやはや日本人にとっても勉強になるものだ。

そんなジョンの日本における素敵な猫と最高の猫好き探しの旅は、全国津々浦々にまで及ぶ。東京&大阪の“猫カフェ”めぐりや、限られた空間に建築家のセンスが光る“猫に優しい住宅”探訪、そして豊漁の神様として猫を敬う“猫島”こと宮城県・田代島レポート。これら外国人の目線によって映し出された映像には、私たち日本人が猫好き民族なのだということを客観的に、かつ説得力を持って実感させられるものがある。「いや、そんなに特別に猫が好きってわけでもないけど!?」なんて人も、世界標準的には十分な“にゃんこ愛”が備わっているのかもしれない。
『にゃんこを追って~全米横断の旅~』はアニマルプラネットにてご視聴頂けます。アニマルプラネットを未視聴の方は、こちらからご確認ください。

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